意外と知らない大腸内視鏡検査の事実と裏話
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大腸は、消化管最後の臓器です。
小腸の次の消化管です。小腸からの下痢便の水分を吸収し、固形の便にするのが主な働きです。部位によって細かく分かれています。 |
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ポリープ、憩室、腫瘍とはなんでしょうか?
大腸の表面にある小さな隆起をポリープと言います。その一部が何年もかけて大きくなり、大腸がんになります。逆に、くぼみの事を憩室といいます。 |
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大腸内視鏡検査は、大腸の病気の発見に、最も優れた検査です。
肛門から内視鏡を挿入し、直接大腸の粘膜を観察する検査です。大腸の最も精度の高い検査です。基本的には、症状が無くても受けておいた方がよい検査です。 |
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大腸内視鏡検査はどこで受ければいい?
単純に「大きな病院・検査件数の多い病院という考え方は安易」な考え方です。検査を担当している医師の数・経験数が最も信頼できる数字なので、それらを基準に考えてみましょう。 |
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20代、30代でも大腸内視鏡検査を受ける必要があるのでしょうか?
確率は低いのですが、稀に悪性の病気がある事もあります。最終的には内視鏡検査精をしないと分かりません。 |
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内視鏡検査が「午前」と午後」の違いというのは、実は大きな違いがあります。
実際に体験してみないと分からない、言われてみれば「なるほどな」と思う事実があります。定期的に気楽に受ける大腸内視鏡検査は、体の負担も少なく、午前中にサクッと終わるのが大前提です。 |
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内視鏡検査を受ける手順
下剤の種類、飲み方、食事の注意事項などを看護師から説明して頂きます。血液検査もあります。検診結果など、記入する必要のある書類は、検査当日に持参して下さい。 |
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受けようと思った「キッカケ」は何ですか?
あまり受けたくない検査ではあるからこそ、受ける気持ちになった「キッカケ」があります。しかしその理由は、可能であれば自覚症状ではないほうが理想です。 |
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検査の日が近づくにつれ、不安がどんどん増してきた…。どうすれば?
どうしても不安になるのは当然ですが、とある行動をしっかりしておけば、そんな不安な気持ちを最低限にして、検査の日を迎える事が可能になります。 |
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検査を受ける前の食事、「食べてよいもの」「ダメなもの」、低残渣食(ていざんさしょく)とは?
検査の前には、下剤で便を洗い流しますが、食材によっては消化しきれず、観察の妨げになります。事前に、消化の悪いものを知っておけば、より精度の高い検査が可能になります。 |
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下剤のメニュー(!?)
検査前の下剤には種類があります。味や量、飲む時間、形状などの違いがありますので、自分の好みに合った下剤を選ぶのが非常に重要です。 |
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大腸をキレイに洗い流すコツとは
ちゃんと下剤を飲んでも、説明書通りに排便が現れない事もあります。より精度の高い検査を受けるには、「キレイな大腸」は不可欠です。実は、ちょっとした工夫で大腸はキレイになります。 |
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専用の検査食を利用すると、さらに大腸をキレイに!
検査前の食事制限がなかなか難しいという方には、検査前の専用の食事が3食分レトルトになった商品があります。最大の目的は「正確な診断により近づける事」です。便の残りが少なければ、挿入もなお楽になります! |
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大量下剤を飲んでも、お尻を痛くしない方法
検査の準備で何度もお尻を拭いていると、痛くなってしまいます。痛みを最小限にするにはどうすればいいのでしょうか? |
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下剤を飲んでも便意がこない
説明書に書いてある時間をとっくに過ぎても、便意が全くなく、出そうな気配すら無いと不安になります。どうしても個人差がありますので、とりあえずは待ちましょう。 |
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検査前の下剤を飲んでいて、途中で吐いてしまった
実は珍しくはありません。どうしても飲めなければ、その時点でとりあえず飲むのは中止しましょう。ですが検査を延期するのは正しくありません。途中まででも、検査は必要です。 |
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内視鏡挿入時における痛みの原因・麻酔の是非
抜歯、手術、縫合処置など、「これから痛いことをする」とわかっているから麻酔をするのです。逆に、「痛くしないのなら、麻酔は不要」です。実は知らない短所も沢山あります。 |
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検査中の二酸化炭素の使用
内視鏡の先端から、「気体」を送気します。この時に空気ではなく二酸化炭素を使用するとで、検査後に腸の粘膜から素早く吸収され、検査後のお腹の張り感が非常に緩和されます。 |
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胃カメラを大腸に?
胃用と大腸用は太さも硬さも違います。体格の大きな方も、小さな方もいますので、臨機応変に「胃用」を使うのも、楽な大腸内視鏡検査を提供する手段の一つです。 |
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その場で全てのポリープを切除できない理由とは
実は、多くのクリニックで、「全てのポリ-プ切除ができる訳ではない」のです。そこには、治療による合併症のリスクが存在するからです。また、治療を受ける側も、リスクの内容を知っておく必要があります。 |
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検査後の食事は?
せっかく食事も我慢して、下剤を大量に飲み、どうにか検査も終了!やっと楽しみの食事にありつけると思いきや、その反動で勢いよく食べるのは控えた方が無難です。時には、その後食事をする事自体が禁止になる事もあります。 |
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内視鏡治療を始めました!
最も安全と言われる、熱を使わないポリープ切除(cold sunare polypectomy; CSP)を行っており、小さなポリープは日帰りで治療が可能です。数千個のポリープを切除してきましたが、治療後の出血に対する処置を要した割合は 0.04 %です。とても安全な治療法です。 |
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内視鏡治療後の過ごし方とは?
日帰りでポリープの切除を受けてきても、明日から普通の生活ができるのかと思っていましたが…。ポリープの切除後は「自宅で入院」という気持ちでいて下さい。 |
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大腸の病気の治療、手術が回避できれば満足でしょうか?
治療に必要な労力が、「楽だった」と「大変だった」の境界はどこにあるのでしょうか?「内視鏡で切除できたから楽だった」、「手術だったから大変だった」という単純なものではないのです。 |
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「潰瘍性大腸炎」という病気をご存知ですか?
下血が心配で受けてみた大腸内視鏡検の際に、その原因が痔でもがんでもなく、大腸炎だったと言われる事があります。これは、治療が必要な大腸炎です。放置すれば貧血が進行したり、将来大腸がんの発生のリスクが高くなるので、しっかりと抑えておく必要があります。 |
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2022年(令和4年)、当院で内視鏡検査を受けた方の出身地
埼玉県内のみならず、近隣の群馬県や、時には関東地方以外の方も含め、1,750名の方の検査をさせて頂きました。遠方からありがとうございました。 |
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何歳まで受ければいいのでしょうか?
いつも検査を受けた後に「また2年後ですね」と言われてしまいます。いったい何歳まで受ければいいのでしょうか?それには、患者さん個々の指標があるので、そこを考えて頂ければ幸いです。 |
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「盲腸がん」とはなに?そもそもどこにあるの?早期発見できるの??
大腸がんは聞いた事あるけど、別物なの?私は盲腸の手術を受けたことがあるから、盲腸はない!は誤解です。正しい知識はこちらから。 |
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【医療従事者向け】 あなたが勤務している内視鏡検査中の照明は、明るいですか、それとも暗くしていますか?
多くの場合、どんよりと暗い部屋で行われがちな内視鏡検査。明るければ、沢山メリットがあるのですが、医師の個人的な習慣から部屋が暗くなっています。医師個人の意志の改革が必要です。明るい部屋がもたらす恩恵とは何でしょうか? |
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大腸がん検診「便潜血検査の罠(わな)」 当院の最も多く読まれているページ ここにあり!
全国で広く行われている大腸がん検診の便潜血検査。最も大きな誤解は、「あの検査をしてたら大丈夫」、「異常ナシなら、大腸内視鏡検査検査は今年やらなくてもいい」というメッセージではない、という事です。 |
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大腸内視鏡検査を上達したい医師へ
ここは、医療従事者を対象にしたページです。もちろん興味のある方は読んで下さい。満足な大腸内視鏡検査の技術の習得には、件数と時間(期間)が不可欠です。実は、医師のライセンスを取得するよりも時間がかかるのです。 |