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AQUA ZONE (page 17)
少し専門的な領域になってきました。ショップによっては、綺麗な水草が沢山成長していて、LEDの非常に明るい光がさんさんと照らし、それを受けている植物が光合成による酸素を葉から噴き出しているような水槽があります。さらにそのような水槽の多くは、隅の方に普通のエアレーション(ボコボコとした泡)とは違う、非常に細かい気泡を噴き出している機材がセットしてある光景を見たことがありませんか? それがCO2添加です。水槽内に純二酸化炭素を細かい泡のように放出させ、水中に溶け込ませているのです。こうする事で、植物に必要な二酸化炭素を多く供給し、さらに光を当てる事により、光合成を促進させ植物の成長を促しているのです。 よく見ると空気の泡とは違い二酸化炭素の気泡は、エアーストーンから出た直後の泡の容積は大きいのですが、水面へと上昇するにつれ、水中に溶け込んでいくので、上に行けば行くほど小さくなり、上昇するスピードが落ちていくのがわかります。 酸素も水中に溶けるのですが、二酸化炭素ほど解けないので、光合成により葉から出た酸素は、速度を落とさず水面へと上昇していきます。 こうして強制的に水中に二酸化炭素を溶かしてあげる事により、植物の光合成が非常に盛んになり、多くの酸素を水中に放出し、水槽内の魚やエビ、貝などに呼吸に使われます。植物の葉から連続して湧きだす酸素の泡や、葉に付いた大量の酸素の気泡は、時に、非常に神秘的な水草の姿を見せてくれます。この景色に憧れて、CO2添加を始める方は少なくありません。 非常に高圧のボンベに入った二酸化炭素を、とてつもなくゆっくりと水槽内に放出するためには、「レギュレーター」や「電磁弁」、「耐圧チューブ」、「CO2拡散機(ストーン)」等、いくつかの機器が必要になります。 正直、使った事がなければ、どう使うのか分からないと思いますので、まずはショップの店員に聞いてみるのが一番の近道だと思います。 これらが全てセットになって売られている商品もあります。その説明書や、ネットにも非常に沢山の情報がありますので、それらを参考にできると思います。 綺麗な水草の間を、キレイな小型魚が泳ぎ、水草が育つ水槽を目指すのであれば、これらの機器は必須になります。 これらの機器は、多少の出費が必要となりますが、かかるのは初期投資だけで、機材を一度集めてしまえば、その後のランニングコストは比較的安価で済みます。CO2ボンベも当然消耗品なのですが、「ミドボン」と検索すると、便利な商品が出てきますので、同時に調べてみる事をお勧めします。これは、ネットで購入せず近所の酒屋さんで購入できるかもしれません。 CO2添加が必要なくても育つ水草もありますが、ショップで見た時に、ソイル(土)に植えられていて、CO2添加が行われている水槽の中で生き生きと育っている水草を自宅で育てたと思うのであれば、当然同様の環境を作らないといけません。そうすることで、ショップ内の全ての水草を育てる事ができるようになるのです。 このCO2添加の装置が綺麗に設置でき、機能し始めると、より一層「金魚水槽」とは違う雰囲気を演出できることは間違いありません。 ここのキーワードは「水槽 CO2添加(てんか)」、「レギュレーター」、「CO2 ストーン」などです。 |