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AQUA ZONE (page 10)
大きさは、各家庭の事情がありますので、前のページで述べましたが、ここでは水槽の構造、その材質などについてお話したいと思います。金魚水槽のイメージは、上の絵のような、黒いプラスチック製のフレームが底面や、上面にあるもを思い浮かべる方もいると思います。 特に個人の好みなので、フレームの有り無しでどちらがいいとは言いませんが、フレーム無しの方がスッキリしていて、今っぽい感じがしませんか? また、長く飼育を続けていると、水面になるラインが最も汚れが目立つ部位になります。この部位の掃除をする際に、このフレームが掃除の邪魔になります。 また、餌をあげた時に、このフレームの溝に落ちてしまったり、そこにゴミが溜まったり、LED照明の脚をかけるのに、形状の違いから、うまく設置できなくなる事もあります。フレームが無ければ、掃除も楽で、しかも空間的な印象も広い感じがします。これらの理由から、私は私はフレームのない水槽を選んでいます。 次にその材質ですが、ガラスとアクリル以外に選択肢はないと思います。 アクリルは、ガラスにも負けない透明度と、強度を兼ね備えていて、しかも軽いというのが利点です。あまり大きな水槽(150cm以上)となると、ガラス製品は殆どありません。 ちなみに、日本各地にある水族館の水槽の材質はほぼアクリルです。サメが泳ぐような水族館の水槽は、何十トンもの圧に耐える必要があり、それだけ厚くしても、透明度が失われる事のない素材で作る必要があります。それを可能にしたのが、高い日本の技術と、アクリルの特徴を十分に生かした結果です。ちなみにその厚さは数十センチもあるようです。 当然家庭用では、そこまで大きくないので、ガラス、アクリルの選択になりますが、唯一アクリルの欠点は傷付きやすいという事です。 硬い素材でコケなどを擦って掃除すると、跡が残ってしまう事があります。また、フネアマ貝という、水草水槽に入れる事が決して珍しくない、コケを退治してくれる強力な貝がいるのですが、この貝は、吸着力が非常に強く、指で取ろうとしても、なかなか取れず引きずってしまうと、その貝殻のヘリがアクリル面に傷を付けてしまうほどです。 ですから、このサイトで目指そうとしている水草水槽の構築であれば、ガラスをお勧めします。ガラスは非常に強度があり、しつこい苔を除去する際に、金属製のタワシで軽く擦る程度では傷もつかず、容易にコケが落とせます。 アクリルは、複雑な構築をするのが可能で、特に海水魚を飼育する人にとっては、「オーバーフロー形式」のろ過装置が必要になるので、そのような際には、水槽内に丸い円筒形の排水構造が必要になります。海水魚飼育をする方は、そのような構造をもったアクリル水槽がよいのではないでしょうか。 ここのキーワードは「水槽 ガラス」です。 |