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AQUA ZONE (page 6)

そもそも「ろ過」ってなに?

その種類と機材の選び方。

 濾過(ろか)について、詳しい話をし出したらキリがないので、最も大切な事だけを簡単に解説します。

 生物には排せつがあり、それにより環境は汚れます。水槽の中も同様で、限られた水槽の中に、生物が生きている以上、排せつ物があります。これをキレイにするのが「ろ過」です。

 ろ過が行われなければ、有害な物質が蓄積され、生物が生きていくのに支障となる環境になってしまいます。この有害な物質を排除しなければ、生物は生きていけません。

 「ろ過」で検索すると、亜硝酸だとか亜硝酸塩だとか、難しい話が沢山出てきます。それは事実なので仕方ないのですが、そのような話になってしまうと、どうしても堅苦しい話になってしまうので、もっと簡単に解説します。

 とりあえず、限られた水槽内をキレイに保つためには、排せつで生じた、目に見えない「①有毒物質」と、目に見える水槽内の濁りの原因となる「②小さな粒子のゴミ」を排除する必要があります。

 生存を可能にする為に、有毒物質を無毒化するろ過を「生物ろ過」と言い、目で見えるような水槽の濁り、小さな粒子のゴミを排除するろ過を、「物理ろ過」と言います。

 ①有毒物質を排除する「生物ろ過」とは?

 自然界は本当に不思議な事が起こります。人工的な工場からの汚染物質の廃液などが無い、いわゆる自然界の川であれば、どの川も綺麗な水がいつも流れています。なぜでしょうか。川の底には沢山の石があり、その表面は無数の凹凸があり、その隙間に「バクテリア」というものが生息して、動物の排せつ物を餌にして、水をキレイに浄化する作用があるのです。

 つまり、細かい石などの表面に多数存在する複雑な凹凸構造の中に、常に水が流れていれば、自然にバクテリアが生息して水を浄化する作用が働くのです。

 水槽セットを購入した時、ろ過機の中にセットすべき「小石(ろ材)」を見たことがある方はいると思います。ろ材の表面には、多数の穴が開いており、バクテリアが効果的に繁殖しやすい石が用意されています。

 当然ですが、最初に水槽をセットした時、もちろん排せつ物を無毒化できるような数のバクテリアはどこにもいません。しかし、バクテリアの元(?)は空気中に存在し、水槽をセットして、ろ過機を通して水を循環しておくと、数週間という時間をかけて徐々にろ材(小石)の凹凸にバクテリアが生息し始めるのです。

 つまり、セットしたての水槽には、生物ろ過をする機能はほどんどありません。その証拠に、ろ材を循環するシステムを構築しても、2~3日で水槽内の水は白く濁ります。

 最もしてはいけないのは、非常にやりがちなのですが、セットしたての水槽にすぐに生体を入れる事です。このような状態では、全くろ過が効いていないので、この時期からすぐに飼育を始めるのは禁忌です。

 ところが、そのまま 1 ~ 2 週間水を循環しておくと、自然と生物ろ過が始まり、水が透明になり始め、徐々に生物ろ過ができる状況になってくるのです。これが生物ろ過の第一歩です。

 ②水中の濁り、を取る「物理ろ過」とは?

 生物ろ過よりは話は簡単です。つまり、ごみをシャットアウトすればいいのですから、細かい網や綿ののような素材に水を通せばいいのです。「ウールマット」という綿あめのような生地がありますので、これをろ材の一部にセットします。この網目にゴミがひっかかり、目に見えるような粒子を捉えます。

 ですから、初めて水槽のろ過機を説明書通りにセットすると、石を敷き詰めて、その上に綿を置いて、その上み水が均等にかかりような仕組みを組み立てるようになっています。これが、生物ろ過と、物理ろ過を行うための必要最低限の仕組みなのです。

 さて、ろ過機には、いくつかの種類がありますが、どう選択したら良いのでしょうか?

 ここでのキーワードは「水槽 ろ過」で、まずはどのような種類があるのか見てみましょう。

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