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AQUA ZONE (page 4)
みんさんがイメージする水槽の設置場所はどこですか?玄関の靴箱の上ですか?一番典型的なのは玄関にある水槽ビューですか?30cm水槽であれば、そう重くないので問題になりませんが、60cm水槽となると話が変わってきます。例えば幅60cm、奥行30cm、高さ40cmの水槽に水が入ると、60 x 30 x 40 = 72000㎤、これを1000で割ると 72kgという事になります。 水は満杯に入れないので、そこまでの重さにならないのでは?と思う方もいると思いますが、実は水をスレスレまで入れなくても、水槽自体の重さ、砂の重さ、中に入れる石や流木などの重さを考慮すると、単純に水だけの重さを越えます。 その重さの水槽が玄関の下駄箱の上に 365日あったら、まず木の板は重さでしなり、下の戸が開かなくなります。体重70キロ声の男性がずっと下駄箱の上に座っているようなものなのです。 もともと、熱帯魚は「観賞魚」とも言われ、鑑賞が目的なのですが、そもそも玄関という場所に、一日24時間のうち、何時間の人が水槽の前にいますか?玄関は通る場所と、来客に対応する僅かな時間しかいない場所だと思います。 つまり、玄関は「鑑賞」という点でも熱帯魚飼育の場所としては適していません。 さらに、環境がよくありません。水温は基本的に気温と同じになろうとします。暑い夏、寒い冬、玄関まで冷房や暖房を効かせている家庭はあまり多くないと思います。犬や猫がリビングに居たがるのは、人間か生活しやすい温度に調節しているリビングです。魚も当然、居心地がいいのは、温度変化の少ない、冷房や暖房の効いた場所です。つまり、リビングが最も適していることが理解できると思います。 さらに、金魚水槽とは違い、温度管理や照明、ろ過機やその他の機材に必要とされる電源が必要になります(詳しくは後述)。なかなかこれだけのコンセントの配線がタコ足になったり、ポンプ類の気体や水を送るホース類も必要となり、これら全てをキレイに収納する事は、玄関はなかなか困難だと思います。 これらのことを総合して、玄関での飼育はお勧めできません。 理想の場所はやはりリビングが最有力候補となると思います。また、サイズから考えた場所の確保も必要ですが、「陽当たり」も考慮しないといけないので、リビングならどこでも良いという事はなく、様々な視点から考えていきたいと思います。 |
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