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AQUA ZONE (page 22)

ヤマトヌマエビは国産ですが、
熱帯魚界では、非常に役に立つエビです。

 熱帯魚の世界は必ずしも熱帯地方だけの生体に限られた生き物で占められている訳ではなく、実は日本が原産の生物も熱帯魚の世界に欠かせない存在になっている物がいます。

 この業界で最も有名なエビが「ヤマトヌマエビ」です。小型魚との混泳も可能なので普通にショップに売られています。その大きな目的は、コケを食べてくれるので水槽をキレイに保つ事です。

 コリドラスと同様に、落ちてきた食べ残しの餌も食べますが、エビの場合はこれ以外にも、水草やガラス面に付着したコケなども食べてくれます。

 エビの中でもヤマトは、小型魚に混泳できるエビの中で最も大きく 5~6cmに成長します。他に小型魚との混泳が可能なエビもいますが、ヤマトほど大きくならないので、掃除能力が一番と言えば、やはりヤマトになります。

 エビは常にガラス面や水草、流木、石、砂などの上にいて、両前足を小まめに動かし、コケなどの植物をツムツムしてコケを食べています。当然、体が大きければ、その機能も長けていますし、小さな個体であれば、それなりに機能は限られます。

 かといって、ヤマト以外のエビに魅力が無いと言っている訳ではありません。他に有名なエビとして「ミナミヌマエビとその仲間」がいます。

 ヤマトと比べると体は小さいのですが、一番の違いは水槽の環境内で繁殖する事ができるという事です。

 実は、ヤマトは水槽という淡水の状況下では繁殖することができません。これを長所と捉えるか、短所とも捉えるかは考え方次第ですが、あまり大きなエビがごちゃごちゃと増えてしまっても、景観を損ねる事にもなりますし、大食いのヤマトが大繁殖した後は、餌となるコケが無くなり餓死するかもしれません。

、ミナミヌマエビのような、大きくなっても 2cm 程度のエビであれば、ある程度数が増えても、そう景観を損なうことはありません。しかも、自由に増えてくれるので、後から買い足すということもなく、適当に増えて、常に水槽内を地味にキレイにしてくれる存在になってくれます。

 また、ヤマトもミナミも、通販サイトで見ると分かると思いますが、どちらも地味な茶色系です。そこで、「鑑賞」というスタイルを求める場合には、最近はちゃんとカラフルなエビが用意されています。

 実はこのような多彩なエビが出てきた歴史は浅く、20年も前には殆どいませんでした。

 カラフルな色をしているエビは、ミナミヌマエビの仲間に多く、「チェリーレッドシュリンプ」とか、「レッドファイヤーシュリンプ」、「オレンジチェリーシュリンプ」、「イエローチェリーシュリンプ」、などと言った赤~黄色をした個体もいれば、水色~青系の色をしているものいます。色によって値段が大きく違いので、その辺りはよく確認する必要があります。

 これらの仲間は、ヤマトほど大きくならず、しかも、生まれた時は数ミリの大きさなので、小型魚や、大きなエビなどの口に入る大きさのものは、餌になってしまいますので、水草が茂ったような、いわゆる「隠れ家」的な場所を作ってあげる必要があります。

 また、ろ過機の吸引口に吸い込まれてしまう事もあるので、吸引口はスポンジなどで覆ってあげる必要があります。どの世界も同じですが、小さな時は弱ので外敵も多くいます。そしてある程度成長してくれば、自由に水槽内を動き始めます。

 エビ投入の最初の目的は、コケだ対策で食欲旺盛なヤマトを入れるパターンが多いと思います。しかし、小型の水槽にはその存在感が大きすぎる場合もあります。

 そこで、小さなエビの選択肢も増えて、どうせなら綺麗な色のエビを・・・という事で、チェリーシュリンプの仲間を選択する事もよくあるパターンです。

 私の場合は、90cm水槽にヤマトもチェリーシュリンプも混在しています。

 ミナミの仲間だけでは、やはりコケ取りの能力は力不足なので、ヤマトの力がどうしても必要になります。

 そして、ヤマトには無い鑑賞を楽しませてくれるのがチェリー系のエビで、しかも自由気ままに増える、見た目がかわいい小さなエビを演じてくれます。小型熱帯魚の水槽に、存在感としては「アリ」だと個人的に思っています。

 熱帯魚を始めるまでコリドラスを知らなかった、というのと同様に、エビに関しても知らなかった、というケースもよくあり、実際私もそうでした。

日の丸エビ!
「レッドビーシュリンプ」と言います。

 高価なコリドラスに魅せられて、コリドラスを中心に飼育する人がいるのと同様に、高価なエビに魅せられて小型シュリンプだけを飼う方向に転換する人もいます。エビ界では「レッドビーシュリンプ」がその方面の入り口とでも言いましょうか。

 特にこのレッドビーは、ミナミなどと比べて高価なので、小型魚とすら一緒にしない方が推奨され、完全に「エビ水槽」になるかもしれません。趣味が熱帯魚だったのに、気付いてみたらエビになっていた?という事もあります。

 特にこのエビは、様々な配色のエビを交配させ、より珍しい色、模様を出す事に舵を切って飼育しているブリーダーも多数存在しているのも事実です。

 この世界、方向性は様々です。ぜひ色々チャレンジして、オリジナル水槽を構築してみてはいかがでしょうか。

 ここのキーワードは「ヤマトヌマエビ」、「ミナミヌマエビ」「レッドチェリーシュリンプ」、「イエローチェリーシュリンプ」、「レッドビーシュリンプ」などです。

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