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AQUA ZONE (page 15)
水温は、熱帯魚の生活環境そのものなので、これを安定的に維持する事が非常に大切です。まず基本として、水温はその水槽が置かれた外気温と同じになとうとする事を認識しておいて下さい。熱帯魚は、基本的に赤道に近い地域に生息していますので、日本ほど極端の温度差のない場所で生活しています。日本のような冬の寒さなど無い地域なので、冬の時期には水を温めてあげないといけないといけません。 水を温める事自体は難しいものではありません。「サーモスタット」という便利な機械があります。検索すると、あまり見たことのない機械が出てきますが、そんな複雑な装置ではありません。 機械には、水温調節ダイヤル(またはデジタル表示)と、水温計がつながったコードと、ヒーターに接続するコードと、コンセントに接続するコードが付いています。 水槽内に設置された水温計によって計測された温度が、設定した温度よりも低くなった時に自動的にヒーターの電源が入って、水槽内に設置されたヒーターが水温を温めます。希望した水温にまで上昇すれば、自動的にヒーターの電源が切れるという仕組みです。 これの繰り返しで、冬の寒い時期でも1℃程度の温度差の中で水温を調節してくれます。 サーモスタットと、ヒーターが一緒に梱包されている商品もあります。標準的な水槽(60cmや、90cmなど)対応などといったセット売りもあります。 あまり大きな水槽になると、外気温で低下する水温低下に、パワー不足で温めきれない事もあります。自分の水槽の大きさに準じたものを購入する必要があります。サーモスタットも、ヒーターも「大きな水槽用」があるので、よく見て購入して下さい。 水温を温めるヒーターは、電源が入ると、10~20秒で触れないほど熱くなります。水中であれば問題ないのですが、これがもし空気中で加熱すると、故障、熱傷、火災の危険もあるので、必ず水中にあることを確認してください。 また、このヒーターを囲むカゴのような機材もあります。これは、水中の貝が万が一ヒーターの表面に居た時、電源が入ると熱により死んでしまうのを防ぐものなので、必ず「かご」を付ける事をお勧めします。 とりあえず、水量に適合したサーモスタットがセットできれば、秋~冬~春にかけての水温低下の対策は万全という事になります! 書物やネット情報などを見ると、個々の魚によってが好む温度というのがありますが、複数の種類の魚やエビを入れたとき、一つの水槽なので、当然個々に温度調節はできません。したがって、温度設定というのは、一種類しかできないのですが、小型魚の水草水槽であれば、多くの場合は24~26℃の設定でよいと思います。 ここのキーワードは「水槽 サーモスタット カバー」です。 |