大腸とは |
大腸とは、右下腹部の小腸終末部から、肛門に至るまでの約1.5mの管腔の臓器です。肛門に近い約15cmを「直腸」、それ以外の部位を「結腸(けっちょう)」と呼びます。
右下腹部から右上腹部までの結腸は内容物が上に行くので「上行結腸」、右上腹部から左上腹部までは、横に行くので、「横行結腸」、同様に左上腹部から左下腹部に至る部位を「下行結腸」と呼び、ここから、直腸に至るまでの部位は、S字に屈曲しているため「S状結腸」と呼ばれています。そして直腸、肛門になります。
その主な働きは、小腸から流れてきた内容物(下痢状の便)の水分を吸収し、固形の便にすることです。
大腸癌とは、この管腔の粘膜面に発生した悪性腫瘍です。では、腫瘍ってなんでしょうか?