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AQUA ZONE (page 13)

いよいよ、水槽のレイアウトです。

流木は、非常に存在感があります。

 さて、いよいよ水槽も、本格的に水槽らしく(?)なってきます。

 このあたりから、本格的にオリジナル水槽の方向性が決まってきます。そして、これから述べる水槽内のレイアウトは、選択肢が「無限」です。

 流木は2本と、同じ物はないですし、同じ流木でも置き方によって、その姿を変えます。ショップには、いろいろな形をしたものがあり、ネット通販サイトを見ても、様々な大きさで、細い枝状のものから、太い塊、丸太のような円形をしていたり、切り立ったようにそびえるような形をしたものも、様々です。

 買ってきたらすぐに入れたくなる気持ちは、十分に分かるのですが、ここにも注意事項があります。

 まず、バケツに入れた水に入れてみてください。沈みましたか?浮きましたか?

 非常に簡単な質問ですが、木って、そもそも水に浮かびますか?沈みますか?

 丸太で作ったイカダ、沈んでしまったら、木で船を作りませんよね?という事で、木は普通水に浮きます。そこらへんに転がっている木片が、ちょっといい形をしていたから、水槽に…と思っても、プカプカと浮いてしまっては、水槽内のレイアウトなんて出来る訳がありません。

 ショップで売られている流木は、元々沈む性質のある木から採取されたものです。しかし、伐採されてから、長時間空気中にさらされた流木は、いきなり水にいれても、内部に空気が閉じ込められている為に、水に浮く事は珍しくありません。

 こうした場合には、水を満たしたバケツにその流木を入れ、さらにオモリとして、石を上に乗せて、強制的に水中に沈めておき、流木内部の水分を出す作業が必要になります。流木の大きさにもよりますが、オモリ無しで沈むまでに 1 ~ 2 週間程度かかる事も珍しくありません。

 そうか…と思い、流木を強制的に沈めて数日、水の色に変化を感じた事はありませんか? 水が、黄色~茶色に染まっていませんか?

 それが「灰汁(あく)」です。流木内に沈着している灰汁が水を染めているのです。これ自体は、水槽内にいる生物に悪影響は基本的に無いのですが、景観を多かれ少なかれ損ねます。「この水槽、なんか黄色くない?」と。

 バケツの中で、脱気中の石に沈められた流木から出た黄色い水は、そのまま捨てて、また新しい水に変えればいいのですが、水槽内を黄色く染めた水を全部一気に交換はできません。

 流木を買う時に注意しておかないといけないのは、灰汁抜きが施されているか否かを確認しておく必要があります。しかし、灰汁抜きがしてあると言っても、全く灰汁が出ない訳ではありません。まずは、浮いても沈んでも、バケツに水を張り、その中に沈めてみて、数日は灰汁抜きをしておいた方が無難です。

 灰汁抜きの有無が不明な流木は、まずバケツに入れて数日様子を見ましょう。明らかに黄色く水が染まるようであれば、数日に一回バケツの水を交換し、3~4日水替えしなくても、色が目立たなくなるくらいに、灰汁を抜く処置をしておいた方が、水槽の着色が最低限に抑えられると思います。

 どんなに灰汁抜きをしても、完全に出なくなるには、極端な事を言ったら、一年くらいかかると言っても過言ではありません。さすがに、お気に入りの流木を目の前に、一年水に漬けるのは現実的ではありませんが、数日で水が黄色くなるような状況のまま、水槽には入れない方が良いと思います。

 また、水中を循環させるポンプ内に、水槽専用に売られている「活性炭」を入れておくのも、水の濁りを抑える効果が期待できます。

 また、着色した水を薄くさせるのに最も効果があるのが当然ですが「水替え」です。これは、流木の灰汁対策だけではなく、有害物質を除去する上でも必須の作業です。

 これまでの私の経験上、水替え無しに、水草・熱帯魚の成長はあり得ません。

 管理が楽なのは、誰もが求めるものでありますが、熱帯魚飼育が好きで趣味なのなら、水替えは最低限必要な作業です。「水替え不要」などとうたった商品は、個人的には無いと思っていますし理屈的にあり得ません。

 後にも述べますが、水替えさえきちっとしておけば、余計な薬液はほぼいらないと私は経験上感じています。是非、お気に入りの流木を入れた際に生じた灰汁による水の着色対策には、水替えが一番であることと認識しておいて下さい。

 流木は、本当に様々な色、形、大きさのものがあり、小さな水槽から大きな水槽まで対応できる商品が多数売られています。特に、丸太のような形をしていて、トンネルのようになったもの、細かい枝状に分かれているもの、見たこともないような模様をしているものも多数ありますので、ネットで賢く探してみるのも楽しみの一つです。

 またこの流木は、実は「消耗品」です。石はさすがに小さくなることを目の当たりにする事はありませんが、流木は5年以上入れておくと、小さくなってくる事を実感します。先端は細くなり、薄い所は折れたり割れたり、最終的には、小さな破片にまで崩れてしまいます。

 長く熱帯魚を飼育していると、気に入って買った流木も、すっかり見て慣れ親しんで、灰汁も全く出なくなり、お気に入りだったのに、だんだん崩れて姿を変えていきます。長く付き合うと、そんな一面を見ることがあります。

ここのキーワードは「水槽 流木」、「水槽 活性炭」などです。

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